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黒川

黒川●アマゴ

平成18年3月
天竜川水系、黒川は南アルプススーパー林道と並行する様に流れる戸谷川を上流とし、駒ケ岳を源とした山岳渓流である。
主にアマゴが中心であり、増水時は大きいもので尺以上あるものも上がるが、平均的に22cm〜25cm位の中型である。
この中型のアマゴは背開きにして、から揚げにした後、油の切れない熱いうちに甘ダレにさっと通して、ふきのとうの小葉をみじん切りにしてパラパラと上に乗せて食べると、春そのものですぞ!

 
三峰川

富山県朝日町●岩魚

平成17年3月
今年は大雪で上流へ徒歩での釣行はかなりきつかったですが、行く先々は必ずといっていい程先行者の足あとがあり、ガックリ。気を取り直してこまめに探って、5人家族のおかずを確保。しかし、サビがとれておらず痩せ岩魚でかわいそうな気もした。
この時期の岩魚は未だ脂ものっておらず、食材としては一工夫が必要。魚を三枚に下ろして真ん中より半分にし、1センチ位の縦切りにして、どじょうの柳川風にする。油揚げ一枚を魚と同じ位の大きさに切り、玉葱スライスを敷き、割りダシで煮る。煮上がったところで卵でとじ、火を止めて、食膳へ出す間際にイクラを少々上にまいて食す。結構こってりとして良いつまみとなるでしょう!

 
三峰川

三峰川●長野県上伊那郡長谷村●岩魚

全国に桜(小彼岸桜)の名所で知られる高遠城跡の外堀として脇を流れる。上流は、南アルプスの山々を源とし、流程約40Kmの本格的な山岳渓流釣場である。数ある信州の渓流の中でも、最高の釣場と思う。
春先や雨後の増水時の好時期に入渓すれば、かなりの釣果が期待できる。ここの岩魚は丸々と太っており、25cm〜32cmクラスの粒が揃っていた。
中々当たりハズレのある川なので、釣行のタイミングが難しい。

 

神川上流●長野県小県郡真田町●岩魚

早春から雪解け期までは、淵や岩陰にて餌の流れてくるのを待っているが、盛夏の頃には瀬尻や淵の開きなどに出て、活発に虫類を就餌するようになる。この頃が釣趣の点からも、食味からも岩魚の最も良い時期だろう。
神川上流は国道144号線に沿って流れているため、比較的入渓者も多く場荒れがしている箇所も多いが、夏の夕方日が落ちてからの1時間くらいに、ここはと思う場所で毛ばりで攻めてみると、毛ばりも見えなくなった頃に、意外と驚くほど良型が数出ることがある。

 

大門川●長野県小県郡長門町●岩魚

本沢・鷹山川・大笹川・駒場川他、小沢2支流を合わせて6本の各支流の流れが大門川、中流部で岩魚の釣り場である。
この川も国道152号線に沿って流れているため、本流筋はなかなか難しい釣りを強いられる。しかし、地元漁協の放流事業も盛んなこともあって、解禁当初から5月の連休迄は結構楽しめる。
この川の最良の攻め方として、効率の良いのは春先の雨後の増水を逃がさないことだろう。この時期の岩魚は、増水と同時に雪しろも流れ込み、水温が下がるためあまり動かないため、重めのおもりで針とおもりの間を約27cm〜30cm位にして、岩の底へ送り込む方が釣果につながるのでは…。

 

浦野川●長野県上田市●ナマズ

ナマズは見た目の良くない面貌のため、一般の食膳には敬遠されているが、肉質は淡泊で美味である。特に流水に棲むナマズの方が上物とされている。
ナマズは暖水を好む魚なので、春に支流に乗り込んでくる時が良く釣れると思われる。釣り方は投げ込み釣りが主で、夕方から暗夜に限り、日中は釣りにならない。餌は色々試した中では、大型のドバミミズが一番食いが良いと思われる。
ナマズの食べ方の中で、一番美味しいと思われたのは、腸を出して骨ごとブツ切りにし、強火で軽く炒めた後、醤油・味醂などで甘辛く煮たものが良いと思う。

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